ハッサン・バイエフ医師の講演会へ [world]
12日の夜、チェチェンの外科医ハッサン・バイエフ医師の講演を聞きに行く。
レーザー医学会の招きで来日したという彼の講演を聞くのは、今回が初めてだ。
彼の話とともに、彼を取材したビデオ(アルジャジーラとBBCの共同製作)も観る。
首都のグロズヌイ周辺は、驚くほど復興がすすんでいる一方で、人々の生活、精神面へのダメージはかなり大きいという。
口唇口蓋裂などの先天的疾患を持つ子どもが急増しており、前回、彼がチェチェンに帰国したときにもかなりの件数の手術を行ったそうである。
口唇口蓋裂になる原因は、戦争後のベトナムで多く見られたように、戦時下で妊婦が受ける異常なまでのストレスや化学汚染(ロシア軍が化学兵器を使ったかどうかは確認されていないが)などが挙げられるという。
地雷による被害も多い。だが、地雷の除去は手つかずのままであるという。
最近のチェチェンの動向に関しては、毎度のように日本のメディアが全く報道しないので、分からなかった。
今回の講演である程度は知ることができたが、話を聞けば聞くほどチェチェンの今後を考えると絶望的な気持ちになってしまう。
でも、どんなに酷い状況にあっても「チェチェンの人々は、いままで乗り越えてきた。今回もそうだ」という、自らもチェチェン人の一人でもある彼の誇りともいえる言葉がとても印象的だった。
私の拙い記事を読んで、少しでもチェチェン、ハッサン・バイエフ医師に関心を持たれた方がいれば、ぜひ以下に挙げるウェブサイトを見ていただければと思う。
チェチェン総合情報
チェチェンの子ども日本委員会(準備会)
レーザー医学会の招きで来日したという彼の講演を聞くのは、今回が初めてだ。
彼の話とともに、彼を取材したビデオ(アルジャジーラとBBCの共同製作)も観る。
首都のグロズヌイ周辺は、驚くほど復興がすすんでいる一方で、人々の生活、精神面へのダメージはかなり大きいという。
口唇口蓋裂などの先天的疾患を持つ子どもが急増しており、前回、彼がチェチェンに帰国したときにもかなりの件数の手術を行ったそうである。
口唇口蓋裂になる原因は、戦争後のベトナムで多く見られたように、戦時下で妊婦が受ける異常なまでのストレスや化学汚染(ロシア軍が化学兵器を使ったかどうかは確認されていないが)などが挙げられるという。
地雷による被害も多い。だが、地雷の除去は手つかずのままであるという。
最近のチェチェンの動向に関しては、毎度のように日本のメディアが全く報道しないので、分からなかった。
今回の講演である程度は知ることができたが、話を聞けば聞くほどチェチェンの今後を考えると絶望的な気持ちになってしまう。
でも、どんなに酷い状況にあっても「チェチェンの人々は、いままで乗り越えてきた。今回もそうだ」という、自らもチェチェン人の一人でもある彼の誇りともいえる言葉がとても印象的だった。
私の拙い記事を読んで、少しでもチェチェン、ハッサン・バイエフ医師に関心を持たれた方がいれば、ぜひ以下に挙げるウェブサイトを見ていただければと思う。
チェチェン総合情報
チェチェンの子ども日本委員会(準備会)
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